利用者様に対して、敬語で対応しているにも関わらず、反応が悪い、関係を築けないといった経験はございませんか?
僕は滅茶苦茶あります。
利用者様との関係を良好に保つためには、介護技術、介護知識云々以前にコミュニケーション能力が重要です。
介護経験豊富な職員より、昨日今日入社したばかりの新人さんの方が、利用者様の受けが良いなんて事はよくある話です。
全ての介護職員に共通するわけではありませんが、ベテランになるにつれ、業界の悪い面に触れ、理想と現実の葛藤を知り、業務過多により時間に追われ、心身共に疲れ果て、擦れてしまい、自覚なく利用者様を雑に扱ってしまっているのです。
そんな事では利用者様は心を開いてくれませんよね?では、どうすれば閉ざされた利用者様の心を開き、良好な関係を築けるのでしょう?
答えは、言語的コミュニケーションより、非言語的コミュニケーションを意識する事です。
言語的コミュニケーションとは、読んで字の如く、言葉によるコミュニケーションですが、非言語的コミュニケーションとは読んで字の如く、言葉によらないコミュニケーション、つまり、表情や身振り手振り、声のトーン、話すスピード、仕草、距離感、体の向き、姿勢、視線の向きや高さ、容貌や体型、タッチング、声色、抑揚の付け方、服装、髪形、香り等々です。
また、 3Vの法則と呼ばれるものがあります。
人とのコミュニケーションを図る時に受け取る情報を100%とした場合、言葉の内容による
言語情報が7% トーンや話すスピード抑揚による聴覚情報が38% 視線や表情、態度による
視覚情報が55%の情報を受け取ります。
つまり、目線が泳ぎ、他の事を考えていたり、利用者様に向き合わず、次の動作に入る準備をしていたり、話すスピードが早く、怒ったような口調で上辺だけ敬語で取り繕っていても、信頼関係は築けないということです。
言わずもがなというか、感覚として分かっていても、なかなか出来ていない部分ではありますが、文章や数字で見ると少なからず意識してしまいますよね。
とはいえ、ん~~~。
なかなか難しい・・・。
とりあえず僕は、清潔感から意識しようと思います。
伝説の教訓
非言語的コミュニケーションを意識しよう